男性は18歳で精子を凍結するべき!?
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「将来障害を持つ子供が生まれるリスクを減らすために、男性は18歳で精子を凍結することを考えるべきである」、とイギリスの専門家が言っています。
自閉症や統合失調症などの障害を持つ子供が生まれる危険性は、父親の年齢が上がるほど高くなるからだそうです。
イギリスの生命倫理学者ケビン•スミス博士は、「政府は若い男性が無料で精子バンクに預けるシステムを作り、父親になる準備ができるまで質の高い精子を凍結するべきだ」と言います。
政府はキャンペーンをし、この問題に対して人々の関心を引くことが必要だとしています。
しかし不妊治療の医師たちは、スミス博士は親になることに対して、不必要な人工的なアプローチを推進していると非難しています。
年齢の高い父親に障害児が生まれるリスクは低い、それも40代以上が対象だ、と。
しかしスミス博士は
「あなたがもし男性で、年齢が高くなるにつれ遺伝子障害を持った子供が生まれるリスクが高くなるとわかれば、リスクを避けるためにベストな年齢はいくつなのか知りたいはずです。過去数年間の研究では、遺伝的整合性を最大化するためには若い父親が望ましいのは証明されています。」
と訴えています。
日本では第1子出生時の父親の平均年齢は32歳で、ここ数年では5年に1歳ずつ年齢が上がっており、これはとてもハイピッチだと言えます。
母親の高齢出産が赤ちゃんに様々なリスクがあるのは広く知られていることですが、父親の高年齢もリスクがあるとはあまり知られていないのではないでしょうか。
スミス博士は「倫理的観点から、親になることを考慮している人にはきちんとリスクを説明し、決断させるべきだ」と言います。
「この考え方は過激で、一部の人には直感的に受け入れられないこともわかっています。なぜなら自然受胎の考え方から離れることが要求されるからです。」
スミス博士の考え方は間違っているとは思いませんが、ほとんどの精子はうまく凍結できないと言われていますし、政府規模で精子バンクを作るとなると莫大なコストもかかります。
18歳の時の精子を使って受胎させるということは、家族を作るために女性は必然的に少なくとも一度は人工授精を行わなくてはならず、それも女性にとってはストレスになります。
出産を迎える夫婦は、生まれてくる赤ちゃんが五体満足で障害がないこと心の底から願うものです。
障害を持って生まれるリスクが低くなれば安心かもしれませんが、自然に受胎できる夫婦であれば、自然にするからこそ新しい命の誕生が素晴らしく感じられるのだと思います。
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