バレンタインデーの起源と由来はあまり知られてない
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男女が愛を誓う日とされる聖バレンタインデーの起源は、古代ローマ時代にまで遡ります。
2月15日は、安産と豊饒の祭り「ルペルカーリア祭」が開催され、男女の出会いの場となっていました。
祭の前日、女性達は桶の中に自分の名前を記入したクジを入れ、男達はお祭りの当日にクジを1枚引き、祭りの間または相性がよければ1年間、その札の女性とパートナーとして過ごす縁結びが行われていました。
この風習は800年もの長きの間続けられたとされています。
時は流れて西暦3世紀、当時のローマ皇帝クラウディウス二世は、兵士に家族や愛する者がいると士気が下がると考え結婚を禁止しました。
しかし、若者達への仕打ちを哀れんだキリスト教の司祭ヴァレンチノ(バレンティヌス)は、内密に若者たちの結婚を行っていましたが、この行為が皇帝の逆鱗に触れ、2月14日に処刑されてしまいました。
死ぬ前に「あなたのヴァレンチノより」と署名した手紙を、愛する女性に残したことがバレンタインカードの由来とされています。
496年になって、若者たちの風紀が乱れるとされてルペルカーリア祭が禁じられ、代わりに聖人の名前を記入したクジを引かせ、1年間その聖人にならった生き方をするように戒めるようになり、お祭りで殉教したバレンティヌスを、新しい祭りの守護聖人としました。
後世の人々は、ヴァレンチノの逸話と古代ローマのお祭りを融合させて、恋人たちが贈り物やカードを交換する「聖バレンタインデー」という日を生み出したようですが、イギリスやフランスでは、2月14日は鳥が結婚する日とする言い伝えがあり、それと融合したとする説もあります。
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