CMの放送中止と世界情勢
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西島秀俊さんを起用したサッカーくじ「10億円BIG」のCMはご存知ですか。
同期が宝くじを当てたことに嫉妬する西島さんが次は宝くじを買うという意思を伝えるテレビCMです。
しかし2015年1月30日に、前からCMを放送中止にしたことが判明しました。
理由は、同期の名前が五島さんだったことです。
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」日本人殺害脅迫事件において人質の名前が後藤健二さんということ。
「五島」「締め切り迫る」というワードから事件を連想してしまうこと。
このような理由からCM中止を考えたのだといいます。
ちなみに宝くじは、1月31日まで販売されていて、CMは31日まで放送予定でした。
また集英社から発売されている松井優征先生作「暗殺教室」という漫画のアニメ化でしたが、第三話が放送延期となりました。
内容は、ある謎の生物が1年後に地球を爆破するという警告、しかし驚くことに最低最悪環境で勉強をするE組の先生としてやってきます。
その先生となった謎の生物を暗殺するのは、E組の生徒のみが許されているので1年間で先生を暗殺するというものです。
暗殺という内容から銃やナイフが振り回されるのですが、とてもコミカルです。
しかしナイフを振り回すシーンがあるため「この現状では事件を連想させるので放送できない」という理由でした。
どちらも考えてみれば確かに連想されるように思えますが、教えてもらわなければわからないことばかりです。
でも事件に対して慎重に考える日本人の心は、否定できないものがあります。
問題は、どこまでがOKでどこからがNGなのかということです。
例えば邦画ホラーゲームSIRENのCMで前田知子という中学生が屍となっても両親を探し続け見つけると両親に恐れられるというCMがありました。
プレイをしてみたらとても悲しいシーンなのですが、見たら子供が怖がるCMですよね。
今は、SNSなどのコミュニケーションサービスにより仲間を探しやすい状況です。
仲間を集めればテレビの世界に一般の人が口出ししにくい状況でもありません。
ですが、何も自由に放送できなくなったことから少し批難しすぎなのではという考えも高まってきています。
少数の好評価を多数の批難で押さえつける世の中に少し疑問を抱くニュースでした。
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