大学の単位と課外講座に一言

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いま、有名な某私立大学でおもしろいことが進行している。

ことはいずれ大学そのものの機能に関わる問題にもなりかねない含みがあるように、筆者には思えるのだ。

そんな大袈裟な話ではないかもしれない。

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少なとも大学と社会、この場合企業ということにポイントを絞ってみたいのだが、大学と企業をつなぐ「人材供給」というパイプラインが、どうもうまく繋がっていない氣配があるのだ。

具体的にいおう。

大学は学生を集めて教育をする。

これはいいだろう。大学によっては厳しい入試を課して学生を選りすぐり、講座を設けて教え鍛えて企業へ「人材」を供給する。

これもいいだろう。

その過程で単位取得というバリアを設けて学生たちを自己鞭撻の文字通り鞭とするわけだ。

所定の単位数を積まなければ卒業ができないという枷をはめられて、学生は好ましき企業戦士たるべく、これぞという科目を漁って単位を積む。ここまでも、まあいいだろう。

それが、である。

この某私立大学ではいま、あろうことか単位をもらえない講座に学生が順番待ちをしているというのだ。

そんな講座が学内に設けられていること自体が奇態な現象だが、単位をもらえない講座に群がる学生の反応も相当奇妙だ。

このあたりが、話の核心部分なのだ。

講師は学外から招いた事業コンサルタントで、課題の見つけ方や図解を用いた分析方法などを指導するという。

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この講座を受講するのになんと13,000~23,000円の受講料がかかるのである。

単位の出ない講座ですぞ。

これに今年度は、昨年度より47人多い計168人が受講、一部の講座は定員を上回り抽選になったという。

筆者を含む部外者には、これはもう奇妙な現象に映る。

やや藪睨みをすれば、大学が単位つきで提供する講座に飽きたらず、余分な受講料を払って単位ももらえない「課外授業」に列をなすという、これはどうみても奇態な現象だ。

まして、大学関係者が「多様な学生が集まり、学外の講師らから通常の授業とは違うことを学べる。

受講生の満足度は高く、今後も教育の効果が上がるよう努めていきたい」と話しているとなれば、筆者はただ唖然というほかはない。その後の展開を注目している次第である。

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