暑さもストレスも吹っ飛ぶ伊藤潤二作品
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伊藤潤二という漫画家をご存知な方は多いかもしれません。
現在52歳の怪奇漫画を中心とした有名漫画家なのですから。
代表作は、「富江」や「うずまき」など映画化された作品も数知れず、多くの怪奇ファンを魅了し続ける作品ばかりです。
暑さが吹っ飛ぶ
怪奇漫画といいますが、まさにその通りの奇妙な描写で人間の恐ろしい所を突いた作品が多く、ただの怖い話ではありません。
近年では少なくなってしまった「冒頭3ページで最後まで読ませる漫画」を上回り「冒頭1ページ目からオチが気になる漫画」なのです。
いや、表紙や漫画のタイトルから惹かれる人が多いのかもしれません。
特に代表作「富江」は、人間の心の闇と富江の奇怪な姿、形が絶妙なバランスで組み合わさり、映画化されやすい作品といえるでしょう。
伊藤潤二作品の中でも「気持ち悪さに美があり観やすい」という世間が惹かれる作品でもあるのです。
「え?なんで?どこから変な世界に迷い込んだの?」というほど世界に惹き込まれてしまう作品の多くは、催眠に近いものもあります。
そのため「絶対にありえない」という科学的な法則まで忘れてしまう読者は、「もしかしたら私の身内も・・・」なんて妄想に入り込んでしまうのです。
ストレスも吹っ飛ぶ
毎日が暑くて夏バテからストレスも多く、毎夜毎夜落ち込むと思います。
そんなときは景気よくパーッとカラオケや旅行、プールなどもいいですが、胃もたれしちゃうという人もいるでしょう。
人間マイナスにプラスを加えれば良いってモノではないのです。
伊藤潤二作品の特徴の中でも、「ありえない世界観」というものが人間のいう狂気・戦闘態勢に近い本能を思い出させてくれます。
つまり生命の危機を感じることで、読み終わって解放されたときのスッキリ感が大きいということです。
また伊藤潤二作品には、ギャグ漫画もあります。
それが「伊藤潤二の猫日記よん&むー」という奇怪系猫漫画です。
癒し系ではないところが伊藤潤二イズムですね。
実際に飼っている猫を愛でる伊藤潤二さんが奇怪な愛し方すぎますが、猫飼いには「わかるわかるー」という行動を記録しています。
読むとつい噴出す漫画なのでストレスで落ち込んでいても面白いと思います。
奇怪すぎて家に置くと呪われそうと思うほどすごい作品ですが、作者の伊藤潤二さんは、やさしそうな笑顔のかわいい方です。
刺激が欲しい!生活に疲れた・・・暑くてバテるといった方は、是非読んでほしいと思います。
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