同じ道でも「帰り路」は短い?

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どうです?考えたことありますか?

どこか目指す旅は長く感じ、家へ帰る道は短く感じる、ってこと。

そう云われてみれば、そんな気もしないではないが、さて。

科学者という種族はときに面白いことに興味を持つものだ。

この設問を本気で調べた科学者たちがいる。

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それも日本人の科学者だ。今日はそんな獲物をお目にかける。

PLoS ONE誌に寄せた記事で、この研究者たちは「環境と旅の日数から生態学的にこれぞという状況下では”戻り旅”効果は確認できなかった」などと書きながら、ならば、ということで、矛先を変えて20〜30歳の男性をターゲットに聞き込みを始めたのだ。

材料は26分ほどの映画二本、これから出かけるウオーキングと家路を急ぐウオーキングだ。

まあ、それぞれ片道のウオーキング映画を二本用意して、上映して見せた。

仕掛けはこうだ。

参加者たちは映画を見ながら、感覚で3分毎に声で知らせるよう指示された。

次に、見終わった後に、11点刻みのスケールに最初の映画の方が長かったと感じたら-5、後の映画がもっと長かったと思えば+5と示すように指示された。

参加者たちは、映画を見ている間は、行きも帰りも違いを感じなかった。

見た後になると、往復では復路のウオーキングを例外なく短いと感じた、という。

研究を指導した小沢リョウスケ氏がロサンジェルス・タイムズに語ったところでは、”戻り旅効果”は計時の話ではなく記憶に基づく時間判断だのだ、と。

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われわれの腦は時間の経過を二つの方法で追跡する、と。ひとつは、数学的に、もうひとつは言語に基づく方法だ。

後者では、経験したばかりの時間の経過を物語で表現するのだ、と。

戻り旅効果というのは、その後者の計測で起こるのだというのだ。

つまり、戻り旅効果はタイミングのメカニズムにはなんの影響もなく、「時間経過の後追い感覚」だというのだが、どうだな、お立ち会い?

それにしても、科学者というのはユニークな発想をするものだ。

たしかに、気の持ちようで旅の中身はガラッと変わるのは確かだ。

時間の経過も含めて…..。

それを戻り旅効果というなら分かるような気がする。

(太公望)

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