記憶失調の進み具合を調べる新しいテスト

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メイヨ・クリニックの研究グループが、老人性痴呆症につながる記憶失調のリスクを調べるテストが必要かどうか、が簡単に分かる安価な測定システムが開発して話題になっている。

「現在でも、認識障害はMRIやPETスキャンで分かるが、高価な処置になってしまう」と、ミネソタ州ロチェスターのメイヨ・クリニックのロナルド・C.・ピーターセン博士は説明する。

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「もしリスクの高中低を事前に把握できれば、高価な処置をするにしても、より賢く対処できるのではないかと思うのです」と同博士は語る。

アルツハイマー協会によれば、アメリカでは67秒に一人がアルツハイマーに罹って降り、三人に一人がアルツハイマーか他の認識性が原因で死亡している。

ピーターセン博士のグループでは、3ステージの予想システムを開発した。

ステージ1は家庭でもできる処置で、患者は自分の過去の治療記録を調べて、年齢、性別、家族歴に基づいてリスクの高中低を測定する。

糖尿病、高血圧、喫煙などの医療問題はいずれも認知障害の引き金とされている。

ステージ2では、患者は精神状態のテストを受ける。

医院のスタッフが扱うこのテスト、診断ではないのだが患者の状態を臨床的に把握できる、とピーターセン博士はいう。

患者の精神的な兆候、 例えばうつ病、不安、無気力など初期の認識障害の兆候がこの段階で分かる。

「これらの処置はほんと数分で済み、これでステージ1でデータをさらに精度を高めることができる」とピーターセン博士。

ステージ3では、APOE遺伝子をみるために血液検査をする。

この段階で血中のタンパク量が測定される。

APOE4のキャリアーの変化で認識障害のリスクの高まりが分かる。

これら三段階のテストを総合してアルゴリズムを見ると、リスクの高い患者を突き止めることができる、とピーターセン博士は説明する。

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患者が65歳ほどになれば認識障害を考えるべきで、これら三段階のデータでリスクは見えないにせよ、患者の治療記録の基礎データにはなる、とピーターセン博士。

この研究は、メイヨ・クリニックの「老化コホート研究」で、10年間に3,000人を対象に行っている。

この研究には、もっとも認識障害を発症しやすい70〜89歳(2014年11月時点)の記憶や思考の問題のない患者1,449人だけが対象だ。

研究参加者たちは、15年間に平均4.8年にわたり記憶と思考のテストを受けた。

テストの過程で、全体の28%にあたる401人が軽い認識障害を発症している。

研究者たちは今後は年齢を50歳まで下げて研究を続けたいという。

「後年認識障害に結びつくかもしれない生物学的なプロセスが、おそらく10〜15年前に始まっているのではないか、ということが分かった」という。

「それが実際に症状が顕在化する前にチェックを入れるべき年齢だ」、とも。

高齢化が進むアメリカでは、認識障害を発症する人が劇的に増える見られるかおとから、「いまこそこの問題と取り組むべき時だ」とピーターセン博士は強調する。

(太公望)

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