子供たちはどんどん成長するので、大人が思っているよりもあっという間に心を自覚します。
子供には子供なりの心があり、大人はそれに共感できないときもあるのではないでしょうか。
子供の心理を知ることが、育児に役立つキーになることもあるのです。
子供を褒めるときの注意
「子供は褒めるといい子になる」といわれていますが、子供をむやみに褒めることではありません。
心理学には、レッテル効果というものがあります。
本人が貼られたレッテルを知ることでレッテル通りに行動してしまう心理のことです。
これは育児の際とても有効な効果になります。
例えば「いつも花に水をあげてくれて、タカシくんはえらいね」というようにレッテルを貼ってあげます。
レッテルを貼られた本人は「僕はママの手伝いをするとえらいんだ」と意識するので自然といい子になろうとするのです。
しかし逆に「つまみ食いだなんてカナちゃんはダメな子ね!」なんて叱ってしまったら、マイナスな効果が生まれるので気をつけましょう。
子供に期待をすること
心理学でピグマリオン効果というものがあります。
他者に期待されることで意欲を覚え、成績が向上するという心理学の法則です。
期待をされることはとても嬉しいことですよね。
過度な期待でないならば、なおさら気持ちのいい心になるでしょう。
例えば「ナナちゃんは、特別な子だって信じてるよ」と親に言われたという風に考えてみてください。
自然と元気になれますよね。
これは、他者が自分を評価したことで自分が自分を評価することをたすけてくれているのです。
しかし「花子ちゃんよりもナナちゃんのほうがかわいい」というように他人と比べることによって異常な自信がついてしまいコミュニケーション能力が劣ってしまうため気をつけましょう。
新しい生活に不安を抱いている子供との接し方を気をつけることで子供の成長につながるなにかがわかるのかもしれません。