マクドナルドが背水の陣
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いまファストフード業界は「マクドナルドはどうなる?」という話題で沸いている…
ほどではないだろうが、巷の噂にはなっている。
そのマクドナルドが、ここへきて新たな戦略を打ち出して業績挽囘を狙っている。
今日はそんな魚を釣り上げてきたので、ご賞味あれ。
なんでもマクドナルドでは、その昔バンズをトーストしていたのだが、あるときからバーガーをまるごと例の「チン」に切り替えた。
盛況でいちいちトーストするには手間が掛かり過ぎる、というごく当然な選択だったんんだが、客の声が手厳しい。
「なんか齒ごたへが気になる!?」これがどうもマクドナルドの退潮の兆しだった、という話だ。
そこで、だ。このたびの「新たな戦略」というのが、ひとつにはバンズを元のトースト方式に戻そうというのだ。
それもトースト時間を長めに、バーガーも焼きとグリルにひと手間掛けてよりジューシーにしようという作戦だ。
「ひと手間」の中身は明らかにしていない。
マクドナルドのスティーヴ・イースタブルック最高経営責任者は水曜日の会議で、「こういうきめ細かいことが積み重なってはじめて、お客樣のご滿足に繋がるのだ」と神妙な態度だったという。
「マクドナルドは温かい、味わいのある食べ物を提供することに、改めて姿勢を正そうと思う」とも。
マクドナルドの不調の深刻さを伺わせるエピソードではある。
だが、バンズをトーストに戻すだけで業績挽囘、ということになるだろうか、とは業界雀のさえずりだ。
イースタブルック氏は「なる」、という。
トーストはほんの一部で、提供する食べ物の質と客扱いにも意識が足りなかった、店内、ドライブスルーでのサービスのスピードアップまで、広範囲の意識改革を進める、という。
ファストフード業界では今年中に添加物や保存剤を自然素材に切り替えようという動きがあるんだが、今週になって、テコベルとピザハットもこれに加わると発表している。
マクドナルドは、鶏肉供給業者へは抗生剤の使用を減らすよう求めてはいるんだが、メニューから人工の原材料をなくす、とは言っていない。
憚りながら、それがしはファストフードは毛嫌いしている。
だから、この話は向かう岸の話なんだが……。
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