日本のクリスマスと外国のクリスマス1
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日本では11月に入ると都心の街頭やビルはクリスマスのイルミネーションで美しく飾られ、どこへ行ってもクリスマスソングが流れていますね。
小さなお子さんのいる家庭では、クリスマスケーキを注文して、プレゼントを用意します。
恋人達はイブを一緒に過ごすための素敵なレストランと、ホテルの予約をします。
日本のクリスマスは恋人達にとって、一大ロマンチックイベント!!
誰と過ごすかが、とても大きな意味をもつのです?!
これが普通のクリスマスの過ごし方だと、私もずっと思っていました。
日本を離れるまでは...
私はカナダ人と結婚し10年前にカナダへ移住したのですが、日本とカナダのクリスマスの過ごし方の違いに驚きました!
欧米ではクリスマスというのは、家族で過ごす日なのです。
キリスト教徒はイブには教会のミサに参加し、クリスマスの夜は家族や親戚が集まりディナーを食べます。
遠くの大学へ行っていても、結婚して家庭を持ち実家から離れて暮らしていても、よほどの理由がない限りクリスマスには実家へ戻り、祖父母、両親、兄弟達と過ごすのが習慣です。
もちろん恋人を連れて帰郷する人もいます。
カナダのクリスマスはもちろん恋人達のロマンチック・イベントではないし、クリスマスケーキの注文をすることもありません。
家族と、すべて手作りでクリスマスを祝うのです。
クリスマスの日とボクシングデーは祝日のため、仕事も学校もお休みです。
日本ではイブやクリスマスには町中に人が溢れますが、こちらでは外には人がいなくなるほどです。
日本ではKFCの宣伝が多大な効を奏し、クリスマスにはチキンを食べるのが一般化した感がありますが、カナダの伝統的なクリスマスディナーは、お腹に詰め物をして家のオーブンで焼いた七面鳥(大きなハムの場合もある)、
それに付け合わせの野菜類をいただきます。
そして大人はワインをたくさん飲み、最後はその土地や家に伝わる手作りスイーツで締めくくります。
その後はお喋りをしたり、ゲームをしたり、久しぶりに会う家族と楽しい一時を過ごすのです。
プレゼントがまた大変です。
小さな子供達は“ウィッシュリスト”(欲しいプレゼントのリスト)を作り、手紙を添えてサンタクロースへ送るのです。
宛先は“北極のサンタクロースへ”と書けば、郵便局が送ってくれるのです。
子供達の手紙には、サンタクロースからちゃんと返事も送られてきます。
これも国がやっているサービス。
カナダ人がどんなにクリスマスを大切に思っているかが、よくわかりますよね。
ウィッシュリストはサンタクロースへのお願いなのですが、親はこっそりそのリストを見て、子供達へのプレゼントを用意し、ラッピングしてクリスマスツリーの下に並べるのです。
だから両親からのプレゼントも一つでは終わりませんし、サンタクロースからのプレゼントも用意しなくてはならないのです。
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