日本のクリスマスと外国のクリスマス2
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カナダでは12月に入ると、子供達はクッキーとキャンディを使ってジンジャーブレッドハウスを作ったり(キットが売っています)、クリスマスクッキーを焼いたり、生のクリスマスツリーを買いオーナメントで飾ったりと、クリスマスの準備が始まります。
最近では外の木や家のドア、家全体をライトアップする人も増えてきて、12月の住宅街の散歩はとてもキレイで感動すらします。
ただカナダの12月はほとんど毎日氷点下10度くらいなので、寒さであまり楽しいとは言えませんが...
私が一番悩まされるのは、クリスマスショッピング。
家族や親族へプレゼントの他にも、家族には小さなものをギュウギュウに詰めたストッキング(日本ではクリスマスのくつした?)を別に用意しなければならないからです。
ストッキングの中に詰めるのは高価なものではなく、歯ブラシ、ソープ、バスソルトなどの日用品から、チョコレート、キャンディ、小さなゲーム、文房具、化粧品、ハンドクリーム、ネイル用品、雑誌など、どんなものでもいいのですが、これを用意するのが一仕事。
だって、センスを見られているような気がするからです。
ストッキングはクリスマスの朝、目が覚めた時にベッドの近くに置かれています。
子供達にはサンタからということになっていますが、夫婦の場合はお互いにこのストッキングを贈りあいます。
サンタクロースはクリスマスイブの夜中に来るので、子供達は世界中を一晩でまわるサンタへのねぎらいのクッキーと、トナカイ用のニンジンを暖炉の前におき、興奮しながらベッドへ行きます。
子供が眠りについたのを確認したあと、親はサンタからのメインのプレゼントをツリーの下に置き、子供がサンタに用意したクッキーを食べ、トナカイ用のニンジンをかじり、サンタからのお礼のメッセージを書きます。
はぁ...子供がサンタクロースの存在を信じている間は、親は大変なのです。
ツリーの下に日に日に増えていくプレゼントを見てはいるものの、プレゼントをあけるのは25日の朝です。
その時までは絶対に開けてはいけないことになっているのです。
子供達はたくさんのプレゼントをもらえて大喜びですが、大家族の場合やオフィス、学校など人数が多いグループでのプレゼント交換はとてもお金がかかりますよね。
そのため西洋にはシークレットサンタという伝統があります。
シークレットサンタとは、予めくじ引きなどで一人の名前を引き、引いた名前の人に送り主の名前を伏せてプレゼントを贈るのです。
誰からのプレゼントかわからないので、シークレットサンタ。そうすれば一人分のプレゼントを用意するだけで、全員がプレゼントをもらえるのです。
日本でもカナダでもクリスマスは誰もが楽しみにする日。
日本のおじさま達でさえ、ちょっとはうきうきしますよね?
カナダの子供達にとってのクリスマスは、プレゼントをもらうだけではなく、周りの人を想い、家族を大切にする気持ちを育む、もっと大きな意味のあるものだったのです。
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