人間の顎は噛むから発達したのじゃない?

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今日はひとつ珍奇な「魚」をお見せする。どうでもいいことだが、人間の顎が「噛む」というメカニカルな理由で発達してきたのじゃない、単に進化の結果だという研究結果が出て、専門的に関心を集めている、という話だ。

それ以前に諸賢にお尋ねするが、ネアンデルタール人には顎がないということをご存知か?アイオワ大学で頭蓋顔面をテーマに研究しているネーサン・ホルトン氏がしみじみ言うことには、「顎がなぜ面白いかというのは、これが人間だけが持っているからなんですよ」。

ホルトン氏が主宰する研究では、人間の顎は噛むことなど機械的な理由から発達しものではなくて、もっぱら顔の大きさや形に関わる進化の産物だというのだ。人間に社会性が育ちホルモンレベルの変化が生じてきたことから出来上がってきたものだ、と。これがもし正しければ、なぜ現代人が顎を持つているのか、どうして持つようになったのか、という100年越しの議論に結論がでることになる、というのだ。

話しをまとめると、こういうことになる。顎に出現はもっぱら幾何学的なものだ、と。古代から現代まで、人間の顔は小さくなっている。ネアンデルタール人よりは約15センチ短くなり、顎が骨っぽく、順応しながら先が尖ってきている。アイオワ大学の研究では、人間は頭が大きくなるにつれて顎が発達してくるという。

一歩踏み込んで、こんな意見も聞かれるのだ。同大学の人類学者を率いて研究を進めているロバート・フランシスカス教授はこう語る:

「人間の顎はライフスタイルの変化で生じた二次的な産物だ。8万年前以來から2万年前辺りまでのアフリカからの移住の過程で起きたこと。狩猟から定住へ、ライフスタイルが変化していくなかで、人間は現実的な表現なり、ほかの象徴的なメディアに関わる機会が増えた。男性はこの時期、土地や物を爭奪することが少なくなり、より静かな生活をするようになった。物の交換やアイディアの分かち合いなどを通じて同盟意識が育った」。

顎の話、まだ先があるのだが、この辺で割愛させてもらうとして、関心を持たれる諸賢はアイオワ大学を手掛かりに、追って見られるようお勸めする。釣りは魚の顎(顎ではないのか)を引っ掛けるものと思っていたが、それがしはこの際、認識を改めねばなるまい。

(太公望)

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