温暖化の影響は身近に迫っている

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テレビ画面が社会現象のバロメータなら、洪水、降雪、土砂崩れの様子が映し出される数々の映像は、その激しさ、頻度、影響の大きさ、どれをとってもいま地球上で起こっている異常気象の「異常さ」の鮮やかな指標だ。従来のハザードマップが日々書き換えられているのが現状だ。

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このほど環境省の審議会が、はじめて地球温暖化の影響の大きさや対策の緊急性を指摘する報告書案をまとめた。

緑泥片岩の石畳で知られる景勝地、昨今は夏のかき氷でもつとに人気が高い埼玉の長瀞で、夏の需要に備えて、いま天然氷の切り出しが始まっているが、その氷が温暖化で厚みが出ないという。15センチあるべきところ、4-5センチも足りない。地球温暖化の影響だ。

報告書では、異常気象の影響は今世紀末に特徴的に現れると予想されている。テング熱を媒介するネッタイシマカの北限が、今世紀末には北海道の一部まで広がり、台風が大型化して高波の被害が太平洋沿岸一帶に及ぶという。

2090年には、酷夏が熱中症による死亡率を3.7倍までおし上げると予想されているのだ。

温暖化は米作にも深刻な影響が及ぼすという。九州一の米作地熊本県でのデータでは、収穫前に高温が続くと、米粒の中心部分の白濁化がすすんで味も品質も落ち一等米の比率がぐんと下がるという。

品種改良で暑さに強い品種を作っても、農家は採算面から栽培したがらないという。

地球温暖化問題は、文字通り全地球の問題だ。なにが原因でこうなったのか、その大方はすでに分かっている。

ひとつには二酸化炭素等の温室効果ガスなどによる人的要因と、太陽活動の活発化や火山活動など人爲の及ばぬ要因だ。人間がどうにかできる部分は前者、温室効果ガスの削減だけなのだが、この話を追うと迷路に入る。

頭の痛いのが先進國対途上國のいさかいだ。これを聞く限り、どちらに理があるかは明々白々だ。

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問題は「もういい思いはできないのだ」という現実の前で、いい思いをしてきた連中が、これからいい思いをしたいという連中をどうなだめるか、というだけのことなのだ。

人間に叡知がまだ残っているなら、答えは自明だろう。長瀞の氷も熊本の米も、煎じ詰めればそこに答えがある。

(太公望)

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