カナダ•バンクーバーの学生バハラ•ラヒミは、ある夜近所のドッグパークでペットのヨークシャテリアの散歩をしていました。
そこへ一組のカップルがエアデール•テリアの散歩にやってきました。
エアデール•テリアの飼い主はバハラに、“この犬は少し乱暴だから気をつけて。
でも社交性を養う為に散歩に連れて来ているんだ”と話している間に、エアデール•テリアはリーシュから逃れ、ヨークシャテリアのリリーに襲い掛かったのです。
お腹を噛まれ引きずられたヨーキー、リリーは、肋骨が折れ隔膜がダメージを受け、内臓がほとんど出てしまうほどでした。
カナダ西獣医学専門家グループ(CWVS)は、「リリーは助かるが、手術には1万カナダドル以上(日本円で100万円以上)はかかる」と言っています。
CWVSが手術費の半分をカバーすることをオファーしてくれましたが、残りの5000カナダドルはバハラが負担しなければなりません。
バハラはまだ学生、授業料を賄うだけで精一杯です。
結局コストをカバーする為にGoFundMeページで寄付を募ることにしました。
事件を起こしたエアデール•テリアの飼い主はパークを去る前、ツーリストで名前はリン•エメリーだと言ったそうですが、バンクーバーのアニマルコントロールオフィスが現在行方を捜しています。
現在のところまだ連絡は来ていないそうです。
またイギリスでは、生後3週間の赤ちゃんが自宅で父親のペットに噛まれ亡くなりました。
パターデールテリアに襲われ、そのあとすぐに救急病院に搬送されましたが、赤ちゃんは助かりませんでした。
当時赤ちゃんのベビーシッターをしていた30歳の男性が逮捕されましたが、のちに保釈金を払い釈放されています。
ペットを飼と決めたら、きちんとトレーニングをするのは飼い主の義務です。
日本でも数匹のシェパードが人間を襲ったという事件があったばかりです。
飼っているペットが人間や他人のペットを襲った場合は、飼い主がきちんと対処し、怪我をさせた場合は医療費を支払う責任があります。
ペットをきちんとトレーニングするのは、子供のしつけをするのと同じです。
子供は20歳を過ぎたら大人、自分の責任は自分で取らなければいけませんが、ペットはいくつになっても飼い主が義務を負うことになるのです。
それを十分承知した上でペットを飼ってもらいたいものですね。