緑茶の見えないリスク
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近年になって緑茶のスーターフードとしての地位が定まった感がある。
その理由も十分ある。緑茶のよいところは消炎性、抗発がん性、抗酸化と、数多い。
だが、ある種の人たちには緑茶が有害だと、知っていますか?緑茶があなたに有益か有害か、確かめておくのが知恵ではないか、ということです。
さて、あなたは自己免疫疾患ということを知っていますか?
もしあなたがそれに罹っていたら、緑茶は敬遠して方がいいのかな、という話です。
なにも妙に専門バカになって、いらぬことを吹聽しているわけではありませんが、お耳に入れておきたいことがあります。
われわれの免疫システムには、健康体ならばTh1 (T 細胞) とTh2 (B 細胞)がうまくバランスがとれているものです。
それが理想的な状態だということです。
だが、自己免疫疾患という状態では、どちらかに傾いている。
ある種の食物はそれを復元する効果があるし、ある種の食物はそれを増大してしまうのです。
緑茶はB 細胞を増やす働きをする。
さて、それは良いことなのか悪いことなのかという話なのです。
緑茶は確かにB 細胞を増やすのだが、
これが良いか悪いかはあなたのいまの体調次第だということなのです。
もしあなたがいま自己免疫疾患を患っている、つまりB 細胞をすでに多くもつているとしたら、緑茶はまずいことになる。
いま以上にB 細胞を増やす結果になり、あなたの免疫システムをさらに乱し、症状をさらに悪化させることになるからです。
もしあなたが次のどれかに当てはまるなら、あなたはすでにB 細胞優位状態にある
- アレルギー
- 喘息
- 慢性洞炎
- がん
- B / C肝炎 ( Th1と Th2)
- 潰瘍性大腸炎
- ウイルス性炎
- 全身性エリテマトーデス
- 蠕虫感染症
つまり、このどれかに罹っているなら、緑茶は避けることです。
ところで、ついでながら、B 細胞を増やす化合物で、避けねばならないものがほかにもあります。
赤ワインやぶどうに含まれるレスベラトロール、ターメリックやカレーに含まれるクルクミン なのです。
あなたがT細胞優位だったらどうすればいいのか?
緑茶がバランスを調整してくれるか。
もし、臓器特異タイプの自己免疫疾患だったら、つまりあなたのT細胞が正常値より多かったら、緑茶に含まれる成分がよりバランスがとれた状態にしてくれる。
次のような疾病の場合がそれにあたります
- 多発性硬化症
- クローン病
- 一種糖尿病
- グレーブス病 (甲状腺炎 )
- 乾癬(かんせん)
- 関節リウマチ
ヘリコバクターピロリによる胃潰瘍あなたがこのどれかに罹っていたら、緑茶は大いに飲んだらいい。
念のためあなたの主治医の意見は叩いてください。
他方で、もしあなたがこのどれかに罹ったいたら、T細胞を増やす舞茸やレイシ、椎茸や、ある種の朝鮮人参などに含まれるエキナセアなどの化合物は避けるのが知恵でしょう。
体に良いといわれる緑茶にも、体調によっては逆效果もあるという話でした。
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