シンドロームXで歳をとらない女の子
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昔から不老不死とは言うが、現に歳をとらない女の子がオクラホマにいる。
なんでも、シンドロームXという症候群の女の子で、年月ではもう三歳のはずがまだ10ヶ月ほどの姿で、両親の心痛は並々ならない、という話しを聞いて出掛けてみた。
この女の子、名前はレイラちゃん、フェリシアとジェッシー・クオールスの二人目の子だ。この5月3日に三回目の誕生日を迎えたがまだ体重は19ポンド、10ヶ月そこそこに見える。
「あの子が生まれた時は、これでわが家も申し分ない家族になる、と喜びました。笑顔も素敵でなにも気になることはなかった。それが、ミルクをどうしても飲んでくれないのです。ようやく少しずつ飲めるようになってからも、体重が増えない。思うように育ってくれていないのです」、とフェリシアさん。
「いろいろ検査をしてもらって、結果はどこのおかしくないというのです。それでも、目の前のあの子はたしかにおかしいのです」、とジェッシーさん。
担当のリチャード・ウオーカー医師曰く、同じ症状の患者が世界で7人確認されており、どれもシンドロームXという症候群だという。
すでに加齢プロセスを抑制する遺伝子ブループリントを突き止める研究が進められているという。
「私にも3歳の女の子があり、ご家族の心配は人ごとではない」、とホバート博士。
研究室では血液を採取、DNAを抽出した。質の良いDNAで検査プロトコーも万全で好結果を期待したが、結果は思わしくなかった。
採取した血液は通常の女兒の血液より「若い」兆候はまつたくなかったのだ。
「現象を説明できるメカニズムのフットプリントでも見つかれば、と意気込んだのだが、殘念だった。
研究をさらにすすめるしかない」と語った。
研究チームでは、レイラちゃんの組織を採取して分析、さらに研究を続けるという。
フェリシアさんは、「あの子はここままでは歩けないかもしれない、ほかの子たちがすることをできないかもしれないけど、それはどうでもいいの。私たちのあの子への気持ちにはなにも変わることはないんだから….」と話してくれた。
ほかのシンドロームXの子供たちについても、遺伝子分析は続けられている。
結果はまだはっきりした形では出ていない。
Xということだから、まだ不明な要素の多い症候群のようだ。
レイラちゃんの家族には心配事だが、不老不死の切り口からは、遺伝子の分析によっては不老藥の出現も予想されぬでもない。
いや、それは下世話に過ぎる話だろうか。
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