神童かIT時代の鬼っ子か?
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いや、茶化しているわけじゃない、マジにそう思わせるような話なのだ。
11歳の女の子が大学へ行くという。
母親がコンピュータ・エンジニア、父親がソフトウェア・エンジニア、二人の子ども、リア・チェルヴちゃん11歳の話だ。
この子がこの秋、アリゾナ州立大学へ行くことになるんだが、そこに行くまでの経緯をお話ししよう。
両親はリアちゃんは4歳で最寄りのニュー・ヴィスタス・アカデミーから「幼稚園を飛び越して3学年へ進むよう勧められたという。
両親は、突然そう一飛びに進級するのはどうかと思ったという。
そこで両親は2008年、 Arizona Connections Academy (ACA) というオンラインの「学校」へ一学年から入学させた。
翌春、一般の学校へ行かせたらどうなるか、ということか、両親はリアちゃんをACAの授業を2ヶ月分残してハイランドパーク小学校の4年生に編入、そのままそこでその学年を済ませた。
学校から帰ったリアちゃんに聞くと、「授業が退屈なの」。
どうやら先生たちもそれに気づいていて、翌年はどの学年が適当かを改めて調べようと、適性テストを行ったのだ。
結果は6学年がよかろうという結論が出た。
リアちゃん、まだ6歳の時だ。
両親は考えた。
そしてリアちゃんをACAへ戻すことに決めた。
リアちゃんはそこで10学年まで済ませ、その時点で受けた能力検定試験で卒業に値する結果を出した。
こうしてリアちゃんは11歳にしてACAを卒業したのだ。
ほかの11歳の子どもと同じように、リアちゃんは朝起きて顔を洗って支度をして学校へ行く。
学校といっても家の中にリアちゃんのためにしつらえた部屋だ。
この春、ここを卒業したリアちゃん、秋からアリゾナ大だ。
コンピュー・サイエンスを專攻する。
「オンラインの学校は私の経験を深めてくれるわ。いろんな学校へ行ってみたけど、ここが私はぴったりなの」、とりあちゃん。
リアちゃんは賢いばかりじゃない、ピアノも弾くし歌も唄う。
ゴルフもテニスも好きだ。
みんなと混じって遊ぶのも大好き。
とくに好きなのがフィールド・トリップだ。
「学べて遊べるから!」、とリアちゃん。
将来は神経暗号学のキャリアを目指している、とリアちゃん。
この分野、neurocryptology というのだが、それがしには初耳の学問だ。
オンラインで教育された11歳の女の子が「生の」大学へズカッと入って入って、はたして「成り立つ」のかな、というのは下衆の勘ぐりというのか。
神童か鬼っ子か、の所以だ。
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