台北のスクーター事情
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何年か前台北を訪れた時、スクーターの洪水が道を走り抜けるのを目の当たりにして、度肝を抜かれた思い出がある。
半端な数ではないのだ。
ぎっしりと道幅一杯に溢れて、信号が変わって一斉に走りだす光景は、東京にはない風物だ。
以下は、台北在住のあるイギリス人の見た台北のスクーターの話だ。
台北市の忠孝東路から「白象」、バス優先レーンが消えたのは慶賀の至り、いつになるかと長いこと話題になっていなのだが、これで交通渋滞が少しは緩和されるかも。
だが、台北のバスレーンをいうなら、なぜ堂々と道の真中に敷かれているのだろうか。
筆者の故郷イギリスのウォールバーハントンでは歩道側のレーンに沿って敷かれているのに。信号が変わるのを待って、なんどバスを逃したことか。
聞いてみなさい、だれでも口を揃えて云う:スクーターのせいだ!
そう、台北ではスクーターは歩行者より優先だ。
よそ者にはどうしてもそう見えるのだ。
大都市の交通事情はどこも同じで、台北も例外ではない。
料金が安く運行頻度も多くなったMPTシステムが充実してきた台北で、なぜスクーターと車の常用者を公共交通機関へ誘導する政策が取られないのだろうか。
ロンドンでもそうなのだが、選挙の票数が減るのを恐れて、政治家はそれに踏み切れずにいるというのが現状だ。
それをいうなら、バスサービスそのものも変革が必要な時だ。
指定ルートの設定がおかしい。
まるで酔っぱらいが引いたようなバス路線だ。
AからBへ行くのにCからD、Eを通って行かなくてはならない。
バス会社を東西南北に割り当てて、番号を振り分ければいいのではないか?
少なとも運賃は安いし、グーグルでナビがラクになっている。
英語名が少ないのは難点で、バス停は一つひとつ英語名をつけてほしい。
台北では運転も問題。
まず、駐車の問題だ、高すぎるから敬遠する。
MRTは有難い、多分世界一の交通機関だと思う。
みんながスクーターを家においてMRTに乗り換えればいいのに、とつくづく思う。
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