タイ税関で511本の象牙を押收

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あるデータによると、アフリカ象は1979年には134万頭いたものが80年台後半には半減、89年にワシントン条約で象牙取引が全面禁止になったが、95年と02年の調査でも、生息数は60万前後だという。

激減の原因はもちろん密猟だ。実は日本も象牙では大きなことはいえない。

取引禁止以前は最大の輸入国だったからだ。

印鑑の材料や工芸品として、いまだに人気は高いのだ。

いま国内で流通している象牙の大半は、99年に一時的にアフリカ3カ国から輸入が認められた50トンほどの象牙だ。

関係者によると、品薄で価格が高騰して密輸が相次いでおり、このところ中国での需要が急増している。

そんななか、大々的な密輸がタイで発覚したという話しが釣れたので、ご披露しよう。

昨日(4月27日)の出来事だ。

タイ、バンコックの税関で、ケニヤからの象牙3トンが茶葉袋に隠されて持ち込まれたのを押收したという。

時価600万ドルで、タイではこれまで第二の規模の搜査で摘発されたもの。

荷物はタイ経由でラオスへ向かう途中で、東部タイのチョンブリー県の主要港で摘発されたもの。

ラオスとタイからの密告でケニヤ出港時から追跡していた。

ケニヤを出たのが3月24日、スリランカ、マレイシア、シンガポールを経てタイに着いたものだ。

タイ税関では、一週間前にコンゴからラオスへ向かった4トンの象牙を押收しており、これが今次の押收分を上回る密輸だっただけで、短期間に立て続けのお手柄となった。

タイはアフリカの象牙の密輸先としてアジアではトップの一つで、対策によっては国際的な制裁の対象にもなりかねい状況だ。

この度のたて続けの押收で、タイ経由の象牙密輸は難しくなろうが、タイ税関の関係者は、密輸業者はさらに込み入った手段を講じてくるだろうから、問題解決にさらなる努力が求められる、と語っている。

密輸業者はアジアでの需要を満たすべく、何万という象を殺しており、アフリカ象の生存を脅かしかねない。

象牙の需要が増加一方の中国では、政府が一年間の象牙輸入禁止を決めている。

いや、ハンコ文化の日本には重苦しい話題だが、「巨鯨」中国への風当たりが強いのが妙な追い風になっているのも、なんとも皮肉なことだ。

(太公望)

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