農神おろしと十六団子!田の神様をお迎えする伝統行事

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主に東北・北陸地方の農村部では、農作業のなかでも重要な農作業の一つである「田植」の時期にあたる3月に、「農神おろし(田の神迎え)」と呼ばれる農事の神様をお迎えする伝統行事がおこなわれています。

古代の人々にとって山岳は、人智が及ばない神秘的な存在であり、

信仰の対象となっていたため、農民たちは山の神様を自分達の里にお迎えし、稲作の豊穰を祈願しようと考えました。

そのため「農事の神様」は、山と里を行きする存在になり、稲作の収穫が終わり休耕期となる秋から冬にかけては「山の神」となり、春を迎えると種子を抱いて里へ降り「田の神」として農耕を見守るようになったそうです。

里に降りてくることを「さおり」、神様をお迎えする役は「さおとめ(早乙女)」と呼ばれ、お迎えの役目は女性の仕事とされてます。

地域により日付が異なることもありますが、古くから縁起がいい数とされている、16日に農神おろしは行われることが多いようです。

神様は、杵(キネ)が臼(ウス)を叩く「ゴン、ゴン」という音を聞きつけて、山から降りてくると伝えられていることから、お迎えする日付にちなんで、杵と臼でついたお餅で16個の団子を作り、枡の中に入れて神様にお供えする慣わしがあり、このお供え物は「十六団子」と呼ばれています。

大黒様や恵比須様を祀る場所に供えられるほか、行事食として家庭でも食され、現在では、杵臼を使うことは減り、米粉(上新粉)や片栗粉などで作られるているようです。

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